今は禁止されていますが、昔のスロット機にはモーニングサービスなんてサービスがありました。
スロットのモーニングサービスってどんなサービスかっていうと、すでにボーナスフラグは成立していて目押しでボーナスが揃う状態のサービスのことを言います。
今考えると・・・むちゃくちゃ素晴らしいサービスですね！
神サービスです本当に・・・
でも今ではそんなサービスは「射幸心を煽る」ので、してはダメなサービスとなりました。
お店としてもそこまでサービスする必要があったのか？と今でも思いますが・・・
私が勤めたお店では、その頃の店長が「モーニング信者」だったので、毎日モーニングを入れさせられていました。（それが不正に繋がるんですが・・・）
今回はモーニングサービスと打ち込み機についてご説明します。
モーニング狙いでコイン3枚持ってお店に来るお客さん
モーニングサービスを行うと、パチプロやセミプロや一般の客が朝からスロット台の取り合いとなります。
店に入ると、タバコを投げて数台のスロット機を確保します。
まあここでも当然台の取り合いでトラブルが起きるのですが・・・それはいつかまたお話しします。
モーニング狙いのお客さんはコインを買いません！！
ポケットに入れた数枚のコインを使い、いきなり目押しで揃えていくわけです。
（コインの持ち込みは禁止です）
そんなこともあり、朝のスロット客はコインを買わなければ打てないようにしました。
モーニングを取るとすぐ帰るお客さん
ビックボーナスを揃えて換金すると6000円程度はあったので、朝にモーニングだけを狙う客もいます。
モーニングだけ取って帰宅するパターンです。
まったく集客効果がない最悪なパターンです。
店長バカなの？
その頃の店長がその対策として打ち出したのが「10時までは換金不可」という手段です。
もちろんその決まりを守ってお客さんは10時まで交換しませんが、それまでの間はコーヒーとか飲んでお店でくつろいでまったく打ち込みません！
やっぱり店長バカなの？
なんでこんなバカなサービスをするのか？そんなことも思いながらも、店長が怖いので従うしかありませんでした。
モーニングを仕込む打ち込み機に感動する
スロットのモーニングサービスは20台の島に4台～6台程度は入れていました。
そしてモーニングサービスと言ってもスイッチなどで自動で入るわけではありません、フラグが立つまで手作業で回すしかありませんが、そんな時に便利なのが打ち込み機です。
スロット台を開けて、打ち込み機をセットすると自動でリールが回り止まる、そして回って止まる動作が繰り返されます。
そのうちフラグが立つとリールは止まるので大変便利な機械でした。
初めて見た時は感動しましたが、でも結局は機械でもリールを回す作業が必要なので、なんだかなんとなく滑稽でした。
設置後は早ければすぐにフラグは立ちますが、中には2時間経過してもフラグが立たないときもあります。
でも便利でしたね・・・その後の地獄に比べると・・・
ところが・・・そのうち
「打ち込み機の使用は禁止！」というお達しもあり、ホールで打ち込み機は使えなくなりました。
そして悪夢が始まります。
手打ちで揃えるスタッフ
打ち込み機が使えないからといってモーニングサービスはなくなりませんでした。
店長が選んだ対策は「じゃあおまえらで回せよ！」という・・・耳を疑う指示でした。
やっぱりおまえバカだろ？大バカだろ？
その日から閉店後に黙々と打ち込みを始めます。
おまけにモーニングはスロットの設定後にしないと意味がないので（モーニングいれても設定で消されます）、店長がスロットの設定を終わるまでひたすら待っての作業です。
そうなると業務が終わるのは深夜の3時とかになることもざらにあります！
いま考えるとパワハラやブラック企業やそんな部類ですが、その頃はそんな理不尽なこともあたりまえにありました。
深夜に音楽もないホールで黙々とスロットを打ちこむ姿には、男の悲しさしかありませんでした。
モーニング設定ができるスロット機が登場
今ではありえない話ですが、モーニング機能が付いたスロット機も一時は販売されていました。
もちろん速攻で販売停止になりました。
そしてスロット機の裏物として、モーニング設定ができるスロット機もありました。
こちらは違反となりますが、昔のスロット機は裏物天国だったので別に珍しいことでもありませんでした。
いま考えるとかなり緩い時代でしたね。
ゆるいけどすべてがお客さんにいかにサービスするのか？という目線で考えられたサービスです。
もちろんそのサービスの先には利益確保のための回収があるわけですが・・・
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