パチンコ店が不正基盤で警察の立ち入り調査!
これはデリケートな問題なので、あくまでもどこかで聞いたお話としたうえでお話します。
そのお店ではその頃の大人気機種の海物語に客をつけたいために、激しく連チャンをしてモーニング機能まである裏基盤に変更していたそうです。
その頃は爆裂機や連チャンに対しての規制が厳しく、パチンコ店の客離れが加速しつつあった時期です。
お店としても過激な台、爆裂機を欲していたので、お客さんが喜ぶ方向での不正も仕方がないと思っていたようです。
結果的に海物語の基盤を、爆裂使用に取り換えたわけです。
不正基盤、裏基盤というやつです。
裏基盤の費用
裏基盤の業者は店長を通じて接触を持った様子です。
実際にお店にはメーカー以外の業者が多く訪れます。
その中で一つの業者が裏基盤の業者、通称「かばん屋」でした。
そのかばん屋も表向きはスロットの業者として仕事していますが、実際はかばん屋として稼いでいる業者でした。
海物語の裏基盤は、モーニング機能(朝に大当り)もあり、連チャンする機能もあるということです。
そしてその基盤の費用は1台10万円だったそうです。
20台差し替えると200万円です。
効果があるのかないのか?ハッキリわからない怪しいものに大金を出すのもどうかと思いますが、その経営者は売り上げ低迷による倒産の危機を乗り越えて、どうにか顧客を集客したいがために裏基盤に手を出しました。
裏基盤に取り換えたらどうなる?
裏基盤に取り換えると台の挙動がは怪しくなるようでした。
決まったように朝の大当たりは軽いし、決まったように連チャンします。
サムが外れたりなど怪しい挙動もあった様子です。
お客さんは敏感なので「こりゃあ変だな?」と感じたようですが、以前より出玉感もあるので大きく騒ぐこともありませんでした。
だからといってお客さんが増えることもありませんでした。
集客は変わらずです。
よく考えればそうです。
いくら連チャンして勝てても、そもそも怪しい台なのでお客さんからの信頼度もないわけです。
出せば出すほどお店としての信頼感もどんどん落ちていくわけです。
取り締まりは朝一番にやってくる
警察の取り締まりはいきなりやってきたようです。
開店してしばらくすると、数人の警察がやってきて、捜査令状のようなものを見せた後に、海物語のコーナーをすべて閉鎖するようにお店に指示を出します。
打ち始めたお客さんもパニック状態です。
いつのまにか10人以上に増えた警察の指示で、お客さんは海物語のコーナーから退去します。
警察は海物語の基盤を全部取り外し、基板をチェックするような機械でエラーがないかどうか?
要は不正基盤かどうかをチェックしたようです。
チェックする際には店長を同席させ目の前でチェックします。
警察「これでエラー表示がされたら違法基盤です、いいですか?」
そして20台すべての基盤チェックが行われました。
その結果は、異状はなくすべて正常な基盤という結果が出ました。
なぜ正常だったのか?
裏基盤を使ったのになぜ正常と出たのか?
答えは簡単です、一度使おうと試みたけど、やはり効果もないので正常基板に差し戻したからだったようです。
警察の調査時にはすべて正常基板に戻っていたようです。
パチンコ店側としては運が良かったということです。
あとで聞いた話ですが、このかばん屋の業者は別件で捕まっていて、その際にパソコンの中にある偽造用の基盤の封印シールのデーターから売り先のパチンコ店がバレたようです。
その後、裏取りなどの調査期間などもあっての取り締まりだったんでしょう。
経営者としては運よくバレなかったわけですが、これがバレると営業取り消しの上で刑事罰処分です。
パチンコの裏物にたいしてのまとめ
パチンコやパチスロはギャンブルです。
ただ建前上はゲームセンターと同じような遊戯として分類されます。
でも実際はギャンブルですよね?
ギャンブルなのに爆裂もしないし、ただ球を打ってスロット回して楽しいはずがありません!
お店側もお客さんも激しく出る台を望んでるわけです。
なのに出玉もたいしたことがなく、だらだらちおスピード感のない機種ばかり出てきても、まあそんな状態が続くとお客さんも面白くなく減ります。
現状がそれに近いですね。
このままだと業界も落ち目となり、パチンコ店も倒産するわけです。
そんな色んな思惑があり、その隙間を狙って裏物業者が暗躍するんですよね。
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